2011-12-18

タイ字新聞翻訳夜話

タイ字新聞翻訳夜話

いつもは、タイ字新聞やタイ語の記事、そしてたまにはBankokPostの記事の英語の記事を日本語にしていますが、一見簡単なタイ語でも、どのように訳したらいいか苦しむことがあります。
今回は、この楽屋裏の話をしたいと思います。

ทักษิณบังคับในหลวง ครม.ลักไก่ผ่านพรฎ.อภัยโทษ‘เหลิม’คุมแผนชั่วกัน‘ปู’ออก

タクシン、国王に勅令を強制、インラック内閣、恩赦の勅令案を通す、ラームはインラックが外に出ている間に姦計を練る
http://taigoshinbum.blog79.fc2.com/blog-entry-127.html

http://taigoshinbum.blog79.fc2.com/blog-entry-129.html

http://taigoshinbum.blog79.fc2.com/blog-entry-133.html

の記事は、タイポストが元々書いた記事で、出色の出来だと思っています。単なる政治家が何々を言ったと言うことで終わらず、政治家の行動や言動が目の前で繰り広げられたかのように描写しているからです。プア・タイ党がどのような姦計を練ってこの恩赦勅令案を閣議で決議したか、またその内容、それから閣議事態を秘密会議にしたかが、外国人が読んでもよくわかるように説明しています。インラック首相やチャラーム副首相、ヨンユット副首相の性格までがそれとなく描写されていておもしろく感じました。

3回に分けて訳しましたが、実はまだ半分にも満たない日本語訳の分量でした。
というのは、後にタクシン前首相が、自分に適用させなくてもいい、と声明を述べて、この件がうやむやになった経緯の記事が出たためです。

มาร์คชมแม้วถอย แนะ'ปู'รีบแสดงจุดยืน


タクシンの恩赦辞退とインラックへの指示に対しアピシットが賞賛
http://taigoshinbum.blog79.fc2.com/blog-entry-131.html

ということで、後半をブログに載せる機会をなくしながらも、読んでいるところです。
上記の記事は、閣議が終わり、それをしばらくの間、秘密の会議にすることで、会議の内容を漏らさないように約束して、大臣たちがあたふたと、一斉に群がるマスコミを避けながら議会に向かう描写が出てくるところがあります。

นริพทะพันธุ์ รัฐมนตรีว่าการกระทรวงพลังงาน ได้แสดงความแปลกใจขณะที่เดินทางเข้าร่วมประชุมที่รัฐสภา โดยกล่าวเพียงว่า “รู้กันได้อย่างไร เดี๋ยวเขาตีปากเอา เขาไม่ให้พูด”

ピチャイ・ナリパタパン・エネルギー相は、いつもと異なる態度で、議会に参加する際に「自分がどのようにふるまったらいいか、わきまえている。今、あの人は話すことをとがめているので、我々は話さないようにしている。」と述べた。

というのは、比較的わかりやすい言葉です。
ところが、

นายปลอดประสพ สุรัสวดี รัฐมนตรีว่าการกระทรวงวิทยาศาสตร์และเทคโนโลยี ที่กล่าวกับผู้สื่อข่าวว่า “ลูกเสือเสียชีพ อย่าเสียสัตย์ มันเป็นการประชุมลับ ไม่รู้เรื่อง ขออนุญาตนะครับ


プロードサップ・スラトワディ科学技術大臣がマスコミに述べるに、「xxxxxxx。これは秘密会議だ。わからん、すまない。」

の発言のxxxxxxx部分は、今一つしっくりきません。

つまり、

ลูกเสือเสียชีพ อย่าเสียสัตย์

の部分です。直訳すれば、「虎の子は、命を失っても忠誠は失うな」となると思います。
身近なタイ人に聞くと、格言かことわざだと言うのですが、もごもごして、もうひとつはっきりしません。文脈からして、

ถ้าพูดอะไรเเล้วทำให้คนอื่นลำบาก ไม่พูดดีกว่า

何かしゃべったら、そのことで他の人にすごく迷惑をかける。だから話さない方がいい。


とは説明してくれました。一方、ลูกเสือ はボーイスカウトという意味があることは知っていましたが、それじゃあないですよねというと。そうじゃあないと言います。

それでも気になるので、グーグルでこの文を検索することにしました。
すると、なんということか、

คำขวัญให้ลูกเสือว่า “เสียชีพ อย่าเสียสัตย์


ボーイスカウトのモットーは、「命を失っても忠誠は失うな」である。

とタイのボーイスカウトの歴史が書いてあるサイトにあるではありませんか。

つまり、プロードサップ・スラトワディ科学技術大臣は、ボーイスカウトのモットーあるいはスローガンの言葉を知っていて、それを、閣議の秘密会議にかけて言ったということが垣間見えてくるのです。

タイの学校ではボーイスカウトの日があって全員がボーイスカウトになるところもあります。
この辺の感覚は日本人にはあまりぴんときませんね。

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Author:Kodek
タイの社会・文化をタイ字新聞やタイ語の記事を通して理解しおうとするブログです。日本語で伝えるタイの情報にはどうしてもバイアスがかかってしまう。タイの新聞にはタイの新聞の「味」があります。おもしろおかしく紹介する風潮とは一線を画してタイ語の記事のおもしろさを伝えられればと思っています。

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