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2018-11-21

その15-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

■これからしばらく「ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは」という本を訳してみたいと思います。
表紙は下記の写真となります。(翻訳の許可は原著者からとっています。)

180913てのひら

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第三章 涅槃はどこにあるのか

子供の頃、私は、涅槃というのは天女と神々で満ちた美しい天国を想像したところで、私達のような一般の人が行き着けないところであるという言葉を聞きました。何故なら、あまりにも遠く、ブッダや非常に経験を積んだ長老僧のみが行けると聞いていたのです。
 多くの仏教徒がそのように考えたのだと、私は信じています。スワンモック寺院のプッタート師の教えに出会ったとき、私は、涅槃を「空」と解釈しました。その当時、私は20才で、タマサート大学の学生で、1973年10月14日の事件(シップシー・トラー:学生によるクーデター事件もしくは血の日曜日事件)を経験したばかりで、心はみずみずしく沸騰していて、誰もが人生の真実の意味を知りたいのではという疑問に満ちていました。
すごく知りたかったのは、人生の目的は何かということでした。何故、良き人物がまた、若者や若い女性が、自分の国に対して希望を持っていたにもかかわらず、銃撃されて死んでいったのか、人生の価値はどこにあるのか、それをどのように量ったらいいのかということでした。
とりわけ知りたかったのは、何が最高の真理かということでした。スワンモック寺院とプッタート師の出会いによって、私は真理に近づくための1つの道を知りました。しかし、このことについては、実は何事も明確に理解できていませんでした。1976年10月6日クーデターの過程で発生したタンマサート大学虐殺事件(血の水曜日事件)によって、友や同士が命を奪われるような、あるいはそうでなければ森に逃げ込むようなことまで起きた、その時代の政治動乱による「苦」と自分個人の人生で遭遇した問題が同時に起こり、私は、それらに耐えて瞑想にのめり込みました。まるで、その当時、そのこと以外のことはできなかったかのように。


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2018-11-08

その14-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

■これからしばらく「ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは」という本を訳してみたいと思います。
表紙は下記の写真となります。(翻訳の許可は原著者からとっています。)

180913てのひら

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もしブッダの発見した真理を理解しなかったら、私達は、たとえ世界中の学位を取ったとしても、真理の何も理解する日はないでしょう。何故なら、世界のあらゆる事を知ることは、いくら素晴らしくても、すべては人生の牢獄の壁の中で生じた知識だからです。一方、ブッダの仏教、特に四念処、すなわち、ヴィパッサナー瞑想を知ることは、私は心を本来の「家」に帰すと新しく命名したいのですが、他の誰もが唱えたものと異なる、他の誰も唱えたことのないことを知ることです。それは、第一級の涅槃に人を誘う直接の道で、最高の真理なのです。人が「ベンガル虎」の状態から自由になれることを助け、真の自由に達することができる道なのです。


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2018-11-05

その13-ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは

■これからしばらく「ブッダの一握りの木の葉 ―ブッダの核となる教えとは」という本を訳してみたいと思います。
表紙は下記の写真となります。(翻訳の許可は原著者からとっています。)

180913てのひら

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もし、ブッダが説法を行う決断をした大きな慈悲がなければ、輪廻の中に彷徨う私達の人生は、さらに何十万年も暗闇の中にいたに違いありません。それを考えると大変恐ろしいです。何故なら、今後、あまりに長く耐えねばならないからです。タイ人は、自分が人間として生まれたこそ可能な仏道修行を行い、ブッダに出会いなさい、そうでなければ生まれ損だと説法する僧の言葉に耳を傾けますが、困惑して理解しない傾向があると言われています。ここには深い真実があります。しかし、多くの人々は、どうしてそのようにするのがいいのか理解しないし、関心もありません。
真理に至るにはどうしたらいいのでしょうか。八正道では、「正しく理解すること(正見」から始めます。ブッダが発見したひとつの事(それは私達がまだ知らず、見ていないことですが)を見て、理解する必要があるということです。いかに歩んで求める場所に至るべきかを説くブッダの言葉を聞く必要があるのです。ブッダが発見した内容を理解しない場合は、話は終わってしまいます。理解して信じないのは、最初から「虎」として呪われているようなものです。信じないのは、ずっと「虎」であることを喜ぶことです。賢い人は聞いたら、すぐに理解しようと求めるでしょう。真に求める場所に至りたい人は、四念処に関心を持つ必要があります。私は、皆さんの心が本来の「家」に帰れるように、理解できる言葉でやさしく説明するつもりです。この「家」こそが、涅槃であり、各人の「人」本来の「家」で、「虎」から「人」になることなのです。
賢い人は、読んだだけで、人として生まれ、仏教に出会ったことを幸運を、すぐに理解するでしょう。安らぎを感じず、自分自身は人生に問題がない故に、仏教を学ぶ必要がないと思う人は、哀れむべき、可哀想な人たちです。ブッダは、この世を生まれて死ぬことを繰り返すことを輪廻と呼びました。生死を何度も繰り返すことは、非常に憐れむべきことです。暗闇の中で人生を生き、「虎」のように苦闘して自活し、実態がなく本質を欠いて生きるからです。この世に生まれ出て仏教に出会う運がない故に、生まれてきた十分なチャンスを失い、終わることのない生死の循環を生きねばなりません。


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タイの社会・文化をタイ字新聞やタイ語の記事を通して理解しおうとするブログです。日本語で伝えるタイの情報にはどうしてもバイアスがかかってしまう。タイの新聞にはタイの新聞の「味」があります。おもしろおかしく紹介する風潮とは一線を画してタイ語の記事のおもしろさを伝えられればと思っています。

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